arfifmoyo50’s blog

コップの水はまだ半分より多くあるよ。

耐えられない作品脚色にどうしたらいいのか

数日報道されていますが、ひとりの女性

漫画家が急にお亡くなりになりました。

詳しいことはわかりませんが、長く闘病

されていたわけではなく、数日前までは

SNSでの発信をされていたらしく、報道

によりますが、原作者としてドラマ化さ

れた脚本、脚色に不満を募らせていたと

か…。

f:id:arfifmoyo50:20240131123108p:image

同じ世代である私は、ただこの件で一つ

だけお話しできることはただただ無念で

あるということです。

今回のドラマ化の作品は、この方の代表

作であったのでしょう。

自分の子のような、大切な存在。その形、

一部いや全てを変えられることが我慢なら

なかったのか。悲しかったのか。怒り心頭

疲労困憊してしまったのか。

原因は分かりかねますが、50代のまだまだ

これからという女性がいのちを絶ってしま

いたくなるほどのパワー。

 

なかなか思っても私はそのような行動は出

来ません。

こわいから。痛いから。

いや、残された人の気持ちを思うと、行動

出来ません。

家族に先立たれた人、特に自ら選んでい

なくなることをされた人は、みなさんとて

も自分達を責めます。

先に逝った人よりも、家族の方がとても

気の毒でしょうがないです。

私はそう思えるから、なんとかこの年

まで生き長らえてきたと思います。

 

この女性漫画家ほどではありませんが、

私も所属団体の機関誌に依頼されて書い

た文章が発行されて読むとかなり違った

ものにされていた、なんてこともありま

した。 

本当におもしろくない気持ちです。

勝手にしろ、二度と書かない…。

心ではそう言います。

でも、相手に言ったところで、世に出た

形はもう変えられるものでは、ないんで

す。

こんな風にもの分かり良くなることが所謂

まるくなること?なのかな。

ただ面倒くさくなってしまった。

抗議や不平やその他の人とのやりとり全て

が、面倒くさくて仕方ない。

これもアラフィフだからかな?

 

我慢ならないほどの喜怒哀楽パワー。

亡くなることを選んで即実行してしまう強

い感情爆発。

せっかくの才能をこんな形で失ってしまう

ことは残念です。

もっともっと良い作品をこれから描いてい

ける可能性はたくさんあったでしょう。

 

一度も世に認めてもらえない漫画家志望

さん達はたくさんいます。

今回の経験はいずれ違うときと場所で、

仕返しを食らわせることは出来なかった

のでしょうか。

 

耐えられない屈辱感、不満は誰しも受け

ることがあります。

メンタルをやられたり、本当に人生観を

変えられるようなダメージを被ることが。

 

安直過ぎるかも知れませんが、

「時間が解決してくれる」

としか言えません。

暖かくして、ゆっくりして、お腹を満た 

して、お薬の力を借りてでも眠る。

メンタルクリニックの先生もおそらく

それを勧めますね。

寒い、ひもじい、ではアタマがいいほう

に回りませんよね。

クウ、ネル、アタタスル…。

とにかく、食べて、寝て、ゆっくりする。

クウ、ネル、アタタスル…。

アラフィフの私はそうすることにしてい

ます。

だから年々たるんでいくのかもしれませ

んが。

いいかげんさがあっていいと思います。

そもそも貫き通すパワーが無いのです。

面倒くさい。

初志貫徹、無理。

言ってることとやってること、途中から

変わります。

これ、私だけではないアラフィフの真実

じゃない?

「あ、変わった」って自覚はある。

そこだけが最後の救い。

自分を許せる。そんな自分でも好き。

だから、ひとも許せる。

コロコロ変わるのも許せる。

そこだけが最後の救い。

 

喜怒哀楽を上手にいなして人生の荒波

を乗り越えていきましょう。

クウ、ネル、アタタスル…。

 

 2024.1.31  アラフィフもよ

      秋元 望余