甲子園が暑いなか、今年も開催されて
ます。
鹿児島県代表 神村学園にベスト8進出を
かけて戦い、10-4で敗退しました。
北海高校のエース君、敗戦インタビュー
で、いろいろ反省の弁やもう少し仲間と
長くプレイしたかった、云々の話を語り、
後半、自分達のプレイを観る方に元気を
与えられたんではないか、と思う…という
あたりで、なんか違和感を感じてしまい
ました。
自分のスポーツ、その頑張りが、観る
人に感動や勇気、元気を与えられる…
こういう言葉をたまにインタビューで、
聞くようになったのはいつからだろう?
って感じたんです。
オリンピックで金メダルを取ったあの
選手かな。
柔道選手が怪我を押して世界大会出場
して連覇した時かな。
闘病の末世界水泳の舞台に戻ってきた
あの女子選手のインタビューかな。
サッカー世界大会で強豪国に勝った監督
の言葉かな。
代表選手たちかな。
国の威信をかけて戦ってある程度成果
をあげて、やっと吐けるセリフですよ。
怪我したり病気したり、崖っぷちから
頑張って世界大会レベルまで戻ってき
ました、明らかに人種の壁や体格差を
乗り越えて頑張りました、とかね。
ベスト16くらいで砕け散ってるレベル
で、誰かを励ました、とか元気をわけ
られた、とか…やっぱり17、18歳の
子どもちゃんインタビューですね。
そりゃ、あなたのご家族やマネージャ
ーや補欠選手団には元気をあげられた
かもしれないけどね。
それは、自校の集会ででも言った方が
いい。
思うのは勝手だけど、公共の電波で、
堂々という話じゃない。
せめて優勝してから言ってくださいね
という感じです。
謙虚さが無いんですよ。
ベスト8にも行けてないのに。
上には上がいて、もっと努力を積んで
いる者がたくさんいるのに。
大谷翔平さんのインタビューは、その
あたり、非の打ち所がないです。
どんなに結果が良くても、あくまでも
控えめな自己分析。
そして驚くほどその結果を大きくは
扱わないですよね。
次のことを考えて、次の話をする。
甲子園の負け選手が次が無い点は
あるけれど、野球好きならまた、
必ず野球続けるんでしょう。
何か野球に関係するものか他の打ち
込むものに向かうんでしょう。
自分のレベルを、考えてものを言って
ほしいな、って思っちゃうアラフィフ
おばさんでした。
きょうはちょっと意地悪おばさんかな。
でも、日本人の美徳って、謙虚さだな、
と思ったので、きょうはこのことについて
書かせていただきました。
2023.8.19 アラフィフもよ
秋元望余