arfifmoyo50’s blog

コップの水はまだ半分より多くあるよ。

「通知表が無い小学校ってどうなんだろう」…の話

 こんにちは、こんばんは。

アラフィフもよです。

標記のニュースなんですが、

NHK 首都圏ナビ から

貼り付けさせていただきます・・・。

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 通知表を廃止されたことについて

詳細は校長先生が仰っているとおり

で、香川小では一人一人の評価とし

て通知表を使わず、ノートで教員と

子どもの小さな変化や成長を確認し

て、その点を評価しているとのこと

です。

 〇〇ゼミの赤ペン先生のように、

懇切丁寧に子どもへのアプローチを

たくさん添えてくれる文字は作成時

間もかかるでしょうし、担任の先生

に与える大変さはいかばかりかと、

心配になります。

 こちらの学校に赴任した先生が、

この小学校の評価ルールに沿わなけ

ればならないことは明白です。

 校長先生は通知表を廃止した、

絶対的権力者であることは間違いな

いわけですから。

 日本でも珍しいこの評価方法は保

護者たちからも「評価する・しない」

の意見は分かれているとのことでした。

 

「通知表のような分かりやすい、もの

さし的評価は勉強ができる子には、モ

チベーションを上げさせるでしょうし、

保護者側も受け入れやすいです」

 

 私がこの記事を読んで思い起こした

のは、一時期あった、運動会の徒競走

で、順位をつけずに、全員で手をつな

いでゴールをしていたことです。

 

 順位をつけない、脚の遅い子が傷つ

かないように…。

 今はもう、このような徒競走は実施

していませんよね。

 やはり分かりやすく、真剣に走りき

ることのほうが望ましい、となったの

でしょう。

 運動会で脚が遅いことがコンプレッ

クスに感じますか?

 一番になれない、ビリ着になる、そ

んなことで、傷つきますか?

 そんなことはないですよね。

 

 脚が遅くても、他に秀でたものがあ

れば、そちらに自信をもって暮らせま

す。

 すべてダメ、得意なものがひとつも

ない、という子どもがいたとしても、

そういう子でもたっぷりと保護者から

愛情を受けられれば、ひねくれたり、

自信を喪失したりしません。

 

 通知表がたとえ悪かったとしても、

次の夏休みや冬休み初日から元気に

過ごせる、そんな子どもが今はいな

いのでしょうか。

 

 この通知表問題は、先生と子ども

の間に流れている問題ではないです。

 明らかに子どもとその保護者との

信頼関係や愛情表現が足りているか

どうか、という問題だと思います。

 

 ここでもう一つ、思うことがあり

ます。

 こちらの小学校は、次に進学する

中学校に子ども達の評価表を必ず、

送付している筈です。

 つまり、通知表をいくら「自校で

は廃止し、ありません」と言っても、

陰ではきちんと客観的に簡潔な評価

方法をもって、その子どもを評価し

まくっているという厳然たる事実で

す。

 

 先に述べた、「手をつないでゴール

の徒競走」がどこか偽善に満ちてみえ

たから、結果的に今はないように、こ

のうわべだけ「通知表やめました」と

いう取り組みも、そう長くは続かない

と思うのです。

 

 みなさんは、このような取り組みに

ついてどのようにお感じになりますか。

 

 

 2023.3.27 アラフィフもよ

   秋元望余