arfifmoyo50’s blog

コップの水はまだ半分より多くあるよ。

「核の静寂を破ると決める権利」は誰のものか?

 

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原子力規制委員会は24日、北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働に向けた審査会合を開き、原発の耐震設計の目安となる地震の揺れ「基準地震動」について審議した。規制委は北電の検討内容が不十分であるとし、昨年10月の前回会合に引き続き、決定を持ち越した。北電は新たな審査スケジュールも提示し、他の審査項目を含む全体の説明終了時期を従来の9月末から12月末に見直すと説明。規制委からは工程管理のずさんさなど、北電の対応に苦言が相次いだ。

(2月24日北海道新聞   記事)

 

 

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北海道新聞社が1~2月に実施した全道郵送世論調査で、北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働について尋ねたところ、「認めてもよい」が59%、「認めるべきでない」が39%となった。調査方法が異なるため単純比較できないが、容認の割合はこれまでの調査で最も高くなった。電気料金の値上げが続いていることが影響しているとみられる。
 
再稼働は道など地元の同意が必要で、知事選をはじめとする統一地方選で論点となる可能性がある。北電は燃料高騰などを理由に6月からの値上げを目指し国に申請中で、藤井裕社長は泊原発の再稼働後は「電気料金を値下げする」としている。

 

(2月28日北海道新聞 記事)

 

こんにちは!アラフィフもよです。

のっけから引用させていただいています。

北海道新聞泊原発のニュース記事です。

 

 今声高く、電気代の高騰を嘆いている

方々はオール電化住宅にお住まいの方が

多いのではないでしょうか。

 オール電化住宅にした方達が、月7、8万

ご家庭によっては10万円かかるとお困りか

も知れませんが、そのような設備住宅を選

ばれたのは、電力会社やその便利さの宣伝

を鵜呑みにされた自らのご判断だという事

を忘れてはいけません。

 「卵はひとつの籠に盛るな」

という言葉はご存知でしょうか。

 株式投資家のよく言われる諺です。

 ”大切なものを一つの入れ物に全部入れ

たら、一度に全てを無くしてしまう事が

あるから気をつけて” という意味です。

 

 ライフラインも同じです。

 地震発生、停電時、煮炊きも出来なく

なり、暖房も止まって真っ先に困窮する

のは、オール電化住宅です。

 

 さらに、言わせてもらいますと、IHコ

ンロを使うプロ料理人はいません。

 中華料理人はもとより、和食も洋食も

あり得ないです。

 美味しく仕上がる火力はガスコンロ

でしょう。

 IHは繊細な火加減も、豪快な火力も

無いから、プロの調理には向かないの

です。

 汚れにくく、お手入れ簡単キッチン

と他人には褒められ、つい自慢したく

なるかもしれませんが、内心は

「どんだけ料理してるのかな」

と疑われているかもしれませんよ。

 キッチンは生活の場ですからね。

 

 オール電化を派手に推奨した、ハウス

メーカー、キッチン家電メーカー、電力

会社の罠みたいなものですね。

 

 先進的なもの、優れたもの、便利な

もの、画期的なもの…籠を一つにして

入れてしまっては、いけないんです…

大事な卵ですからね。

 

 …と非常に辛口な口調で進んでおり

ますが、東日本大震災、北海道の地震

後のブラックアウトの経験を経て、私

も学んだ事です。

 オール電化住宅を、それら以前に購

入、建築された方が一概に悪いわけで

はないでしょう。

 私がお伝えしたいのは、電気代の高

騰は理解出来ますが、その嘆き声に、

応えて「原発再稼働確定!」とはなっ

て欲しくはないんです。

 すぐ原発に戻りましょう、稼働して

電気代を安くしましょう、という意見

に飛び乗ってはいけないですね。

 再生可能エネルギーの開発について

は、私は以前、3月11日に、述べさ

せていただきました。

タイトル「洋上風力発電に期待したい!

エネルギーの話」です。

 よろしければ、一緒にご覧いただけ

ると嬉しいです。

 

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北海道電力が申請している家庭向け規制料金値上げを巡り、泊原発3号機の修繕費が焦点になっている。北電が値上げの原価算定期間である2023~25年度に再稼働を想定していないにもかかわらず、再稼働に向けた年32億円の修繕費を今回の原価に盛り込んでいるため。審査を担当する経済産業省電力・ガス取引監視等委員会の料金制度専門会合では、委員から厳しい意見が出ている。
 
 「泊は3年間の供給力に全く貢献せず、原価だけ上げる。(関連費用を)認めることにかなり抵抗感がある」。15日の専門会合で委員の松村敏弘・東大社会科学研究所教授がこう強調すると、北電の上野昌裕取締役が慌てて「泊は長期的な電力の安定供給に不可欠で、認められないと当社の経営財務に大きく影響する」と説明した。
 北電は原価算出上の想定として、「工事や審査の状況を考えた上で」(広報)、泊原発3号機の再稼働時期を26年12月に設定。23~25年度はタービンやポンプなど設備の総点検・交換を実施するとして、今回の関連費用を盛り込んだ。しかし修繕費は原則、直近5年間の実績を基に算定されるルールで、停止中に修繕費を削ってきた泊原発の場合、32億円のほとんどが本来なら対象外となる。
 北電は「費用増は再稼働に向け修繕が本格化するため」と主張しているが、原価算定期間内の再稼働を想定していない以上、認められない可能性がある。

(3月17日 北海道新聞 記事)

 

 北電さんはいくつか不安材料を抱え

たまま、「泊原発の再稼働ありき」で

進みたいという態度が見え隠れしてい

ます。

 素人目にも怖ろしいくらいです。そ

してもっと怖ろしいことは道民、国民

の無関心です。

 本当に原発が必要なのか、その前に

私達は他の選択肢はないのか、考えな

くてはならないでしょう。

 

 最近あまり言われなくなっているよ

うに感じますが、私達に出来る事は、

「1人1人ができる範囲の節電」ですね。

 

 ●こまめにスイッチを入り切りする

(場合によっては入り切りの方が高く

つくものは継続使用すべき)…。

 ●エアコン、暖房機の設定温度を、

急激に上下させない。

 (求める設定温度を穏やかに節約)

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 ●冷蔵庫内をパンパンにしない。

 冷やさなくて良いもの、例えばマヨ

ネーズ等常温保管可能調味料まで冷蔵

庫にしまわない。

 開け閉めをサッとする。そのために

中に何があるか、レシートやメモを貼

って記憶しておく。

 ●トイレの暖房便座の温度を下げる。

便座のフタを閉めておく。

 ●カーテンの開閉をこまめにして、

陽射しの熱を効果的に活用する、また

は遮断する。

   ●保温電気ポットは使わず、使いたい

時に湯を沸かすケトルに変更する。

  


 

(使いたい時、使う分だけ湯を沸かす…それも節電!)

 

 

 電気は皆さんのものですから、大切

に使いましょう!

 

 また、北電さんのみに限らず、国内

の各電力会社、政府の今後の動きをし

っかりと見つめて参りましょう。

 止まった原発を揺り動かして良いか

決めるのは国民です。

 政府には、国民の賛成意見、反対意

見をきちんと聴いてもらいたいです。

 それを省略して進む原発再稼働には

私は反対です。

  

 2023.3.19 アラフィフもよ

   秋元望余