arfifmoyo50’s blog

コップの水はまだ半分より多くあるよ。

サザエさん家のお墓問題について考えた話

 こんにちは、こんばんは。

こちらにたどり着いてくださった

ご縁に感謝いたします。

アラフィフもよ です!

 

 数日、芸能ネタばかり続いていました

ので、きょうは真面目なお話をひとつ

いたしましょう!

 

 「お墓の話」です。

 いろいろ事情がありますでしょうし、

その家庭の数だけ、お墓の持ち方は違う

と思います。

 先祖代々のお墓を守る祭祀承継者として

の立場の方、父親が次男や三男で、その死

に伴い、新しくお墓を立てる立場になる方

もいらっしゃることでしょう。

 散骨や樹木葬等をする方もいれば、お墓

を持たずに合同墓にお願いするケースも、

ありましょう。

 ずっとお宅にお骨を置いておかれる方

もいらっしゃる場合もあるでしょうし、

本当に、このことは十人十色でしょう!

 

 サザエさん」一家の場合

を考えてみましょう。

 サザエさんは自分の実家、磯野家で、

夫のマスオさん、長男のタラちゃんと

実父母と自分の弟、妹と同居しています。

 

 表札は2つ掲げていますが建物は「磯野

さんち」です。

 作者長谷川町子さんは、登場人物の成長、

老化を表現しなかったのですから、将来発

生する「お墓問題」なんて、当然描く事な

く連載終了しました。

 

 いつも優しく、理解あるマスオさん。

 マスオさんの実家について本当に私は

知りません。

 もともと熱狂的にこの国民的アニメを

見続けてきたわけではなく、原作本も読

んでいません。

 ただ、原作本には最後の方では悲劇が

描かれているという話ですが、実際には

読まずにこのページを書いております事

をお許しください。

 

 その最後あたりを読んでも、おそらく

「お墓問題」には無関係だと思いますの

で、気にしないで進ませていただきます

ね。

 

 まず結論から申し上げますと、サザエさ

んは、夫の理解から両親と同居しています

が、磯野家のお墓には入ることはできませ

ん。

 おそらく、マスオさんの実家のお墓で眠

る事になるでしょう。

 マスオさんが妻氏で婚姻し、「磯野マスオ」

になってくれたわけではないから、おそらく

そうなりますね。

 お盆時期にマスオさんの実家に帰省する

場面がアニメやそもそもの原作にあったか

は、私は全然確認出来ていないのですが、

マスオさんが長男であれ、次男であれ、氏

が磯野でない以上、磯野家のお墓に入るま

サザエさんに付き合ってはくれないでし

ょう…。

 

 波平やフネといくら良好な関係を築いて

暮らしていても、磯野家の長男はカツオな

のです!

 磯野家の墓守りはカツオなのです。

 

 サザエさんはマスオさんや自分が亡くな

った後は、マスオさんのお実家のお墓か、

新たに建立するお墓に入らなくてはなりま

せんね。

 

 それはワカメにも言えることです。

 ワカメはまだ小学生という設定ですが、

成人し、就職、結婚するとなると、磯野家

を出ることになるでしょうし、そうなると

当然ワカメは嫁いだ先のお墓に眠ることに

なるでしょう。

 

 いくら今生で自分の両親の家に住み、夫

の理解を得て親孝行をしたとしても、亡く

なった後まで磯野家で「同居」はならない

ということです。

 

 「お墓問題」を考えますと、どうしても

「家長制度」の壁にぶち当たるような気が

します。

 

 「男女平等」「夫婦平等」本当にそうで

しょうか。

 お墓について考えますと、どうしても、

女性は夫の氏を選んだとたんに、夫の家の

人間になる選択をしたことにされてしまう

気がいたします。

 

夫婦別姓」を認めよう、という動きがあり、

既に他国でそうなっているところはあります。

 ただ、日本はその夫婦の子供の氏をどうする

のか、家族としての一体感は失われないか、等

の議論は未だ途中です。

 この「夫婦別姓」問題は、まだまだ決着しな

いでしょう。

 民法の改正も、国会の議論もまだまだ先の話

です。

 また、「夫婦別姓」と「お墓問題」は別の次元

の話ではあります。

 個人の価値観の違いや多様性を考慮すればする

ほど、「お墓問題」は見えにくくなります。

 

 昔の「戸主制度」はもはや大昔の話で、現代は、

婚姻するときに「夫婦で新戸籍をつくる」という

事になってはいます。

 しかし、「死後どこで眠ることになるのか」と

いう事は若いうちはあまり考えずに婚姻を決め

ていますよね。私もそうでした。

 「お墓問題」が古い「家制度」に直結するのだ

と私はアラフィフになって切実に考えています。

 

 「今が良ければいいじゃない」

 「亡くなってからの事は考えてもしょうがない」

…という考えには私はなれなくて、サザエさん家の

場合もおそらく磯野家のお墓まで入れないんだろう

なあ…と思いついて、きょうはこのことを書き留め

ました。

 

 私のブログでのテーマは、アラフィフ世代の事

を中心にしていくつもりです。

 今後ともその予定ですので、明確な答えは出せ

ない事についても書いて参ります。

 その中で、お読みになる方のご気分を害され

ないような文章を目指してはおりますが、万一

そのような気分になったらページを閉じていた

だいて結構です。

 

 今後ともアラフィフ世代の在り方について書

いていきますので、こちらをご覧いただいて何

かご自分のお考えの一助になることが出来れば、

幸いです。

 

 それでは、また…あした!

 

 2023.2.19 アラフィフもよ

   秋元望余