消費生活相談員
○非常にマイナーな国家資格である。
これまでにこの資格について紆余曲折の歴史があり、似たような名称資格
(民間資格)が存在する。
国家資格と民間資格が混在し、コレを取得すると国家資格としても認められ
る等の変則があるので、確かなところでしくみを確認することを、おすすめ
したい。
○更新制いわゆる5年有効などという面倒な資格ではなく、どんと取得したら
放っておける国家資格としては一つである。
個人的にはこちらをおすすめしたい。
○この資格は、全国の都道府県、市町村の消費生活センターの相談員になる
ための資格であるが、この資格無しでも長年勤務をされ、相談員として活躍
されている方々も存在している。
また、この資格さえあれば必ずしも、まちの消費生活センターの相談員に
採用される、というものでもない。
さらに言えば、相談員の採用を二の次に、この資格取得を目指す方もおり、
既に採用されてから、この資格取得を目指す方もいるというのが
現状である。
1有職有資格者
2無職有資格者
3有職無資格者
4無職無資格者
の4パターンが存在するわけである。
上記3の人が受験する際、2次試験の面接が免除される。
(退職後であっても、過去の職歴から免除されるパターンも有り)
○この資格試験は多岐にわたる雑学知識のオンパレードである。
受験者数も年1,000人ほど。合格率は20〜34%か、年度による。
マイナー資格であり、独占業務等とは言えない点から受験者数が今後も、
うなぎのぼりに増える予想はつかない。
しかし、上記のように有職無資格者は職場では受験するしないを迫られる
場合もある可能性は考えられる。
消費生活相談員という肩書きを持つ以上、経験実績云々ではなく、実際に
資格を持っています、と言えるか否かの違いは大きそうだ。
○クイズ好き、雑学好き、教養番組を見たり
新しい知識を仕入れる事が大好き、という方
にはおすすめ資格の一つ。
社会生活のあらゆる場面で、学んだ知識は有益であり、どんなアクシデント
にも自信が持てるようになりそうだ。
しかし、試験範囲は一般教養とは一言で片付けられない広さと深さであり、
一般的にテキストも市販されてはいない。勉強方法から自己責任であり、
容易とは言えない。
○取得してからめちゃくちゃ高収入になる、必ず就職に有利になる、
などの利点は無い。
しかし、この資格取得の準備をして、無事合格することが出来た場合、
大きな達成感が得られるであろう。
○民間資格をいくつか取得するより、自己達成感ははるかに大きいもの
なので、私がアラフィフ以上の方々におすすめする国家資格ベスト3と
している。
2023.1.13 アラフィフもよ 秋元望余